日本の伝統的なスイーツといえば、お煎餅を思い浮かべるという人も多いはず。
Sweets GOでも京都の有名店『京寿楽庵』の-RICE FIELD Baked & Fried-が人気。

そんなお煎餅の歴史はとても古く、昔々中国の前漢(紀元前202年~後8年)の時代からあったと言われている。中国宮廷では、おめでたい日の食膳に加えられていたそう。
その当時は水で小麦粉を練ったものを油で煎ったもので、今の米などで作られた煎餅とは違うものだったよう。

日本では明治時代、かつて日光街道の宿場町だった草加宿で、茶店を出している「おせん」と呼ばれる女性がいました。おせんさんが売れ残りの団子を川に捨てているのを見かねた侍が、「その団子を平らに焼いて売ってはどうか」と提案。それをきっかけに、いまの丸い「お煎餅」が誕生したそう。
「おせんさんが焼いた餅(団子)」で「おせんべい」という、なんとも面白い逸話が残るお煎餅。食べる際には、ぜひ思い出して笑顔になって欲しい。